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piano de ongaku DAYS

ミュージックキーの認定試験を実施しました♪

昨年の春に岩瀬洋子先生の講座を受講したことがキッカケで、それまでの使用していたテキストに加え、ミュージックキーのテキストや指導法を取り入れるようになりました。

セミナーに通う他、指導法講座のCDやDVDを購入して自宅でも学び、さらに今年度も講座を受講しています。

時代の変化を柔軟に受け入れ、今時の子供たちに合わせた指導のあり方など、直接岩瀬先生とお話させていただく機会もあり「これだ!!」と感じるものがたくさんありました。

楽器店でテキストを見ているだけだとピンとこないところもあったのですが、テキストを書かれた先生の講座等で、テキストの狙いや効果的な使用法などを教えていただくと、これは凄いと納得できました。

実際にレッスンの中で使用してみると、子供たちの反応は予想を上回り、こちらが驚くほどでした。
中には、テキストを気に入り「この本書いた人すごいね~、これなら出来るよ~」と言って、テキストやワークを選ぶ際も、レッスン室の本棚を熱心に覗き込んで、「これも同じ人の本だ、これならやる!」という正直な生徒さんもいるほどです^^;

そのミュージックキーの指導システムので、最も面白いと感じたのは認定試験で、教室でも取り入れてみたいと準備を進めて丸1年、初の試験を実施することが出来ました。
初挑戦は、2年ほど見させていただいている小1の生徒さんで、楽典部門の試験です。

初めての試験でしたので、見ているこちらの方が緊張してしまい、「出来るかな?」「わかるかな?」とハラハラし通しでした^^;

ご家庭でのサポートもしっかりしていただいている生徒さんということもあり、音符もしっかり読めて理解も進んでいると感じていましたが、目の前で試験問題を解いている様子を見ていて、新たな発見がたくさんありました。

試験を実施するということはこういう効果があるのだな~と改めて実感です。

今まで気づかなかった生徒さんの「バッチリ出来ていること」「何となく出来ていること」「少し曖昧なこと」がはっきりわかりました。
この「少し曖昧なこと」の中に今後のレッスンの課題やヒントを発見できて良かったと思います。

この認定試験を実施して気づくことが多く、自分の指導を見直す良いキッカケになったと話されていた先生方のおっしゃっていたことが自分でも腑に落ちたという感じです。

そうして考えてみると、ミュージックキーのここまでやるのかと思うほど丁寧なテキストの数々もその必要性が認識できます。

幼稚園や学校など子供たちを取り巻く環境は、私たちが子供の頃とは全く違います(時代がね…)。
保護者の方など子供たちを取り巻く大人も忙しい。

本人の資質や能力に関わらず練習できない、ピアノは購入できないという環境の中、練習に相当な時間をかければ何ということはなく理解できることや習得できる事柄を、そうでない生徒さんたちにも、あの手この手、手を変え品を変え、目先を変え、発想を変え、右脳に働きかけ、楽しいと感じさせるインパクトのある指導、そして、練習への負担を減らす手助けをしながら、やってみたいと思わせる内容で、身体で感じ表現する楽しさを伴ってピアノを弾く!!ことにつなげる指導…。
これなのです。

そして、そうした学びかたのきっかけ作りの1つになる認定試験。
小さなハードルを乗り越えていく経験を積み、先生、生徒、保護者の方と一緒に進み具合を確認しながら、一歩一歩進めていくレッスンが出来たら素敵だなと思います。
認定試験に合格する、合格させる、という共通の目標を持てることが一番の効用かもしれません。

先生の目指すピアノが弾けるという状態と子供たちが思うピアノが弾けるという状態は必ずしも一致しているとは限らず、それを確認するための認定試験は、その溝を埋める効果があると思います。

指導する側と教わる側とサポートして下さる保護者の方との目指すところが同じになれば、レッスンの効果も倍増です。

時間を経費もかけて準備してきた認定試験。
生徒の皆さんのさらなる成長に一役買うことが出来るよう、上手に活用していきたいと思います。





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by piano_de_ongaku | 2017-06-19 10:32 | レッスンでのひとこま♪ | Trackback | Comments(0)