2013年 06月 13日
まずは姿勢から・・・脱力奏法♪
「チェルニー30番で脱力奏法をマスターしよう」というセミナーに参加しました。
1年ぶりか??久々のセミナーです。
昨年、手術前で体調があまりよくなかった頃、東音ホールのセミナー中に
腹痛で中座してしなければならなくなった際、立ち上がって「すみません^^;:と言いながら
ホールを出ようとしたのですが、周りの先生方がすっごく迷惑という顔で、
少しも避けて下さる気配がなく…腹痛もさることながら、その雰囲気に冷や汗タラタラになり、
それ以来セミナーから足が遠ざかっていました。
でも、もう大丈夫。
体調も回復して気持ちも元通り元気になりました・
って、話は元へ。
そのセミナーでは、ピアノの構造も知り尽くした岳本先生の饒舌な語り口で
最も難しい、でも一番大切な脱力奏法についていろいろと教えていただきました。
まずは、ピアノという楽器の構造を知り、
腕の重さを知り、腕の重さに耐えられる指を作り、それぞれの指を独立させ、
MP関節をリラックスさせながら指を支え、脱力奏法でテクニックの基礎を固める
という内容のセミナー。
無駄な力を抜いて、脱力しながら、楽器を演奏する、というのは、なかなか難しい…。
脱力奏法については、課題としてゆっくり熟成させていきたいと思っています。
レッスンの中では、、、
脱力、という言葉が出せるほど練習をしている生徒さんも少なく^^;…
「脱力」封印か?!と思って
いましたが、ステップを前に、メキメキと頑張り出した生徒さんがいて、
まずは、椅子の高さと姿勢を見直し、上半身をリラックス…というところから入り、
あれこれ試してみると、音の響きが激変?!
「音、変わったね~!」
と喜び合う瞬間がありました。
凄い凄い!
ただでさえ緊張するステージで、今すぐ実践できるかどうかはわかりませんが、
より伸びのある音で演奏が出来たら良いな~と思います。
クリックして応援、宜しくお願いします!
にほんブログ村
脱力についてのセミナーをお受けしていたということで、その内容に興味があり、コメントさせていただきました。
本文中に「ピアノという楽器の構造を知り、腕の重さを知り、腕の重さに耐えられる指を作り、...」とありますが、具体的にはどのようなことを話されていたのでしょうか。
特に腕の重さですが、私の調べでは、体重50 kgの人の片腕の重さはおよそ3 kgほど。子供用のボーリングの玉 (7ポンド)とほぼ同じです。
そのような腕の重さに耐えられる指を作るとは、いったいどういうことなのでしょうか。普通に考えれば折れてしまう気がします。
少なくとも、世界で活躍されているピアニスト (女性や子供も含め)が、3 kgという重さに耐えられるような指をしているようには見えないのですが...
そのセミナーを通して、何かご存知でしたらご教示いただければ幸いです。
コメントをいただき、ありがとうございます!
リトピ様のHPを拝見させていただき、とても興味を持ちました。
その上で正しくお答えすべく、セミナーの資料を探してみたのですが、お恥ずかしい話ではありますが、夫が片付けた部屋の中に見つけられず…目下捜索中であります。
曖昧な記憶ではありますが、まず腕の重さを良く知って、指の付け根の関節で重さを受けて支えて、コントロールして演奏する…ということだったと思います。
”脱力”という言葉で表現されていますが、実際には、腕の重さをどこでどのくらい乗せてどこで抜くのか、また、スラーのかかった旋律を演奏するために重さを縦ではなく横に移動させて弾くためにどうするのか…ということなのではないか、と私自身は認識しています。
特に小さなお子さんなどは、重さが1つ1つの音に乗ってガタガタしてしまったり、逆に腕や肩に力が入ってしまって重さが乗らずスカスカな旋律になってしまったりするもので、それを良い塩梅に綺麗に響く音での演奏に変えていく、というのが課題だと考えています。
最終的に、美しく響く音色、流れるような旋律線で演奏できれば良いのですよね。
岳本先生の脱力奏法については、著書の中に詳しく書かれていると思いますので、もしご興味があれば読まれてみてはいかがでしょうか。
ご返答ありがとうございます。さらに、私のブログもご覧になっていただいたなんて、誠にありがとうございます。
以前私も脱力に関するいろんな本をあさって、勉強してたのですが、脱力や重力奏法を利用したピアノ演奏で手を壊しそうになったため、自分で試行錯誤しておりました。その結果、私のブログのような考えを打ち出しました。
ただ、脱力奏法でうまく演奏されていらっしゃる方も大勢いるので、なぜ、以前の自分ではダメだったのか、その差異を調べている最中でございます。
岳本先生について少々お調べしてみました。私と同じように、ピアノや人間の構造についての知見をお持ちなようですね。ただ、やはり気になるのは「指の付け根の関節で重さを受けて支えて」という部分です。なぜ、同じような知見を持ちながら、違う主張になっているのかが気になります。関節は曲げるためにあり、重さを支えるためではないはずなのに。。。
岳本先生の著書のご紹介、ありがとうございます。余裕があるときにチェックしてみたいと思います。
では、お互い、今後もピアノ練習頑張りましょう。