2012年 09月 06日
ピアノ教師のココロの中…??
何冊か以前から気になっていた本を購入して読みました。
その中の1冊のお話しです。
超・型破り音楽雑記 ピアノ講師のココロの中
「それではいか~ん!いかんのじゃあぁぁぁぁっ!」
―少し型破りで、かな~りアツいピアノ講師が、レッスンの注意点からボケ防止、
仕事の悩みに至るまで!?ピアノを軸にあらゆる問題をぶった斬る人生指南書。
“考え方のヒント”がいっぱい詰まった人気ブログ、待望の書籍化!!(帯より)
頑固すぎるのは視野を狭くします。思い込みを捨てる。好奇心を持つ。
これ上達のポイントの1つです。
と書かれている杏先生。
ピアノを始めることで、さらに広がる好奇心についても触れ、
どんなことにも興味を持ち、見たもの、感じたものすべてをピアノのレッスンに
活かしてしまわれている様子が楽しく書かれています。
「大人の遊び弾き」では、遊び弾きの楽しさ、大人になって遊び弾きが出来るために…を、
「続けるということ」では、続けるのが大変なのは、何もピアノだけではないということ、
「身近な聴き手とは」では、最も身近な聴き手をもっと大切に、重要に考えようということ、
「先送りはダメ」では、以前に習った曲が弾けない…なんて人の問題はここ
だったいうこと、
「癒しのレッスン」では、ピアノのレッスンに求められること、それには“癒し“も
あると私も同感です。
練習しないのならやめなさい!と言うのは簡単だけど、本当にそれで良いの??
などなど…。
首が痛くなってしまうほど、頷きまくってしまうお話しばかりです。
杏先生の文章は、実にわかりやすくて、読みやすい。
ここまで説明してあげれば、生徒さんにも想いが伝わるのか…と唸ってしまうところが
多かったです。
圧巻は、ラストの
「『好き』ということは」は、読んでいて思わずニヤ~っとなってしまいました。
何かスポーツを始めたり、新しく習い事を始めたとき、
頭の中はそのスポーツや習い事のことで一杯になり、もっと上手になりたい、
もっといい道具を持ちたい、もっといろいろと知識を得たい、
と、ごく自然にそう思うものなのに…
ピアノに関しては、音符の種類や音など演奏に必要な知識の習得や、
テクニック面の習得には躍起になるけど、その音楽の背景を知ろうとか、
いろいろな人の演奏を知ろうとはならず…
そろそろ電子ピアノからアコースティックピアノにしようかと…
という相談は受けたのは遥か昔…だと…。
本当にそうですね。
まぁ、ピアノの購入にはお値段の問題もあるとは思うのですが、
本当の意味でピアノを習うということは、ピアノの魅力に触れる意味でもあり、
そうだよな~と思います。
実際には、お家の事情などで難しい場合もあるので、何とも言えませんが、
気持ちの上では「もっと知りたい」という気持ちが何より大切で忘れて欲しくない!
という想いは、とても共感できます。
読んでいると「そうそう。だってピアノ楽しいものね~。」と
思ってしまうことが満載でした。
ピアノの先生は勿論、お子さんにピアノを習わせている保護者の皆様や
ピアノ大好きな愛好家の皆様にも読んでもらいたい本だと思います!
お教室の皆様には、貸出ししますので、お声かけ下さいませ!
そして、ピアノの習い始めたのでしたら、是非、生のリサイタル!!
9月8日はお教室の第2回目の遠足
「小山実稚恵ピアノ・リサイタル」を鑑賞に出かけます。
まだお席があるようです。
是非、ご一緒しましょう!
クリックで応援、宜しくお願いします!
にほんブログ村