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piano de ongaku DAYS

美しい音で表現豊かに弾くために…♫

今日は急に肌寒くなってしまったのですが、東京の巣鴨まで出かけバスティンパーフェクトセミナープラスという全12回シリーズの講座の第一回目に参加しました。

第1回目~4回目までのテーマは、「美しい音で表現豊かに弾くために」で、講師の先生はピティナのコンクールの全国大会に何名もの生徒さんを入賞させている二本柳奈津子先生です。

第一回目の内容は、名曲の演奏から逆算したバスティンメソードの効果。はじめてのレッスンからこだわりたい“響き”とは。についてでした。

二本柳先生というと、お名前は存じあげていましたが、お会いするのは初めてで、ちょっと怖そうなイメージがあったのですが、すごく明るく綺麗な先生で、年齢は私とほぼ同じというのにとてもお若い感じで、あら~素敵と思いました。

そんなことはさておき、パーフェクトセミナーのプラスというだけあって、教本の内容や指導法についてのみではなく、先生のこだわりポイントである“響き”についての指導の実際についてみっちりご教授いただくといった内容で、いつにも増して参考になることばかりの2時間でした。

特に先生のレッスンのDVDは、かなり勉強になりました。

とにかく、本当に最初のレッスンから音の出し方、腕の使い方、指先のフォームについて熱心に説明されていて、入門したての年少さんがわずか、4回のレッスンで音が良くなっていく様子には、ほ~っと感心してしまいました。

とにかくしつこい(良い意味でです)、先生もおっしゃっていましたが、生徒に見下されてはいけない、ということで、こだわりポイントについては最初のレッスンから妥協をしないことが肝心なのだとか。確かに適当なところで「いいよ~」とやってしまうと、次からはこの先生はこんな感じでOKなのだな~という感じになってしまうのですよね。
寛容な雰囲気の中でもやることは徹底してやることが何より大切だと納得です。

そして、先生ご自身が生徒さんに、このような演奏をさせたい、という確固たる理想と信念を持って、それに向かってきちんとやるべきことをやる、やらせることをやらせる、この姿勢に潔さを感じました。

小さいから、初めてだから、、、などということを先生も言い訳にしない、これですね。

それとレッスン室の広さも大切で、大きな部屋だとそれだけ良いレッスンが出来るとおっしゃっていました。これ私でもそう思います。時々、公民館などの広い部屋で生徒さんの演奏を聴くと
本当にアイデアが次々湧いてくることがあります。

広いレッスン室、どうしても手に入れたいと思います。
そんな環境の中で、とことんやってみたい!!ものです。

そして、バスティン研究会の間では超基本的なグッズ、玉紐とお手玉の重要性についてもお話しされていました。先生の発表会ではお手玉パフォーマンスのコーナーもあるそうです。

本当にきりがないほどのたくさんレッスンのアイデアを教えていただきました。

さて、今日のレッスン室では、ちょっと感動したことが・・・。

最後のレッスンのSちゃん、バッハの小品でどうもタッチがあいまいでボコボコしているのが気になったので、早速、玉紐を今日の講座で教わったやり方で一緒にやってみて、そして弾かせてみると、あ~らビックリ、音がはっきりし、粒がそろってきたではないですか…?! 感動!
それにちょっと手首の使い方を説明するとフレーズが一まとまりになり、流れが良くなりました。ふ~ん、こういうことなのね~、とニマニマしてしまいました。

そして、お楽しみ会で演奏する曲も、ちょっとした身体の使い方に気をつけることで、演奏にメリハリが出て、響きも良いような…。

勿論、そういう効果がすぐに出せたのは、Sちゃん今週はよく練習してきていたからなのは、言うまでもありません。(先週はちょっと練習が足りないと注意したこともあり(-_-;))

そうです。教師も頑張るけど、生徒のみなさんも練習を頑張らないと、とても響きなどと言っていられないところもありますから…。そうやってお互いが努力して良いレッスンになるのですね~。

講座の効果も現れ、充実した一日でした。

ってこれを続けていかないと・・ですね。

結局どんな演奏も“響き”が良くなければ何にもならない、という原点に立ち戻り、常に豊かな響きを常に追い求めていくことが大切だということです。

先生の生徒さんの全国大会での演奏(DVDで見せていただきました)は本当に素晴らしいものでした。ペダリングも完ぺきで圧巻、聴き惚れてしまいました。

また来月の次回の講座が今から楽しみです。
by piano_de_ongaku | 2010-09-24 22:31 | 指導向け講座♪ | Trackback | Comments(0)