ブログトップ | ログイン

piano de ongaku DAYS

合同レッスンを行いました♫

6月5日(土)6日(日)に公民館「パレット」にて、ステップ参加者とコンクール参加者を
対象に合同レッスンを行いました。

合同レッスンの目的としては、人前で弾くことに慣れるため、ということがありますが、
お友達の演奏を聴いたり、レッスンを見たりすることで、一緒にお勉強できることが
あると思います。

今回は、全員で一緒に勉強したい、ということで、「お互いの演奏を審査する!?」
という体験を新たな試みとして計画してみました。

まず始めに、今回のステップ&コンクールの大きな目標と課題をお話しして、一人ずつ演奏しました。
次に、お手玉や玉紐を使って、指先しっかり、手首らくらく~の確認。
そして、1人10分ずつのワンポイントレッスン、今回は保護者の方もお隣に来ていただき、お家での練習のポイントについてもお話ししました。
そして、「いざ審査!? 」ということで、出入りを含めて本番さながらの演奏を審査です。

審査は、参加したお友達と保護者の方全員に小さめの審査票をお配りし、
5段階評価で点数とコメントを書き込んでもらいました。

演奏する生徒さんも、聴いている審査員!? も真剣そのものでした。

レッスン後の演奏は、始めに演奏したものより、ぐっと良くなっていて、そのことを
評価するコメントがたくさん書かれていました。

評価に当たっては、「無記名ですし、誰が書いたものかわかったとしても、絶対に
演奏した本人には、誰々さんがこんなこと書いてたよ、ということは伝えない」ことを
お約束しましたので、かなり踏み込んだアドバイスも書かれていました。

全員の演奏終了後は、評価点の平均点を集計し、成績優秀者には記念品を贈呈し、
最後に演奏をしてもらい、皆で鑑賞しました。

5日の優秀者は小学6年生のJくん、6日は中1のCちゃんでした。

やはり、日頃の練習の成果が出た、という感じでしょうか。

頑張っていることは、必ず演奏に現れることの証明を見たような気がしました。

評価の点数も、日頃のレッスンの様子と同じで、日頃の練習量と取り組み姿勢が
そのまま現れたのでは…という結果になりました。

特に、最初にお話しした今回のステップやコンクールでの目標や課題の点に注意して
演奏を聴くことができたということは、今回の大きな成果と言えそうです。

メロディーと伴奏のバランス、だったり、響きの豊かな音を出すためには…というところや
ワンポイントレッスンの中での内容に関するコメントが多くあり、お話しを聞くだけではなく
実際に演奏を聴く中で、そのことの大切さが充分に伝わったのでは…と思いました。

皆の前でレッスンをすると、私も生徒さんも程よい緊張感があるので、短時間とは言え、
目に見える成果が出せるということは毎回感じていましたが、参加した全員がここまで
一体となれる合同レッスンは初めてで、大成功!! でした。

ピアノ教室コンサルティングの藤先生がおっしゃっているように、「何事も仕込み9割、準備には念には念」ではありませんが、プログラムや審査票や楽譜、そして、空いた時間にやるプリントなどの準備は中々大変ではありましたが、終わった後も和やかで打ち解けた雰囲気になり、「楽しかった!」「また、やりたい!」などという声が聞かれると疲れも吹っ飛んでしまいます。

演奏に点数をつけることには賛否両論あるかもしれませんが、審査を体験することで、
コンクールやステップでいただくコメント用紙に書かれた審査員の先生方のコメントも
よりありがたみが身にしみるのでは…と思います。

2日間の合同レッスンを終えて、審査票をじっくり見ていて気付いたこと、それは、ステップ参加の生徒さんは、自分の演奏に「5点」の「とてもよい」、または「4点」の「よい」に丸をつけていたのに対し、コンクール参加の生徒さんは、「3点」の「ふつう」に丸をつけていたことです。

自分の演奏に対する評価の厳しさが違うこと、このことの意味するところ…。

なるほど~、と思います。

ステップまであと1週間、今週のレッスンは慎重に行いたいと思います。

コンクールまであと1カ月、驚くほど仕上がりが遅い皆さん、そろそろエンジンを始動
しましょう~練習頑張れ~。

Jくんが演奏した「土人のおどり」をピティナの武田一彦先生が演奏しています。

演奏には、「これで良い!」というゴールはなく、どんどん深めていくことが出来るものです。参考にして下さい。


追記、これは私自身のことですが、ほとんどの生徒さんの演奏をずっと聴いていて、自分自身のレッスンについても考えさせられることがたくさんあり、そのことについては、また後日書いてみようと思います。
by piano_de_ongaku | 2010-06-07 11:55 | レッスンでのひとこま♪ | Trackback | Comments(0)